こんにちは!45回目の投稿になります!久しぶりの連日更新です笑
今回は医ケア児で気管切開している方向けに使用する「カニューレ用バンド」について
ご紹介していきたいと思います!気管切開している方には必須の物品となります。
まず「気管切開」、「カニューレ」とは何か?について説明していきたいと思います
気管切開について
気管切開は何らかの要因で気道が狭く口や鼻から呼吸が出来ない方(気道狭窄)について喉から気道までを切開し、
切開した箇所から呼吸する方法です。
うちの長女は生まれながらに口から呼吸が出来なかったので、NICUと新生児用の治療病棟にて口から酸素チューブを挿入さ
れ呼吸できるように処置されておりました。
しばらく自分で呼吸できるか色々検討しましたが、命を繋ぐためにもやむを得ず気管切開手術をすることとなりました。
手術は無事終わりましたが、それと同時に長女は「医療的ケア児」として生きていくことになりました。
手術当時はまず生命の危機に直面していたことから「医療的ケア児」とか何とか考える余裕は無かったですね(;^_^A
カニューレについて
気管切開後は空気と気道確保のため樹脂製の「カニューレ」と呼ばれる管を挿入します。
簡単に言うとホースのようなものです。(肝心な写真が手元に無いので別途アップしておこうかと思います)
日常的なケアに関しての紹介ですが、長女の場合カニューレ自体は月一回くらいの頻度で交換していますが、
カニューレ用のバンドについては汗などで汚れたり、入浴で濡れてしまうため毎日交換が必要です。
医療機関から処方されるバンドもあるのですが、サイズが同じようなものしかないため、義母の協力のもと長女のサイズに縫ってもらっています^_^
バンドは以下のように誤って外れないようにマジックテープを付けています。
自分で作ることが出来れば1番良いのですが、もっと欲を言えば処方してもらうときからぴったりのサイズのものが欲しいところです・・・笑
お風呂に入れる時にもカニューレ内にお湯が入らないように抱っこしたり、椅子を置いたりして工夫する必要があります。
カニューレに液体等の異物が入ると窒息や肺炎等の原因になるため細心の注意が必要です…
今でこそ当たり前となりましたが、最初は慣れるまで非常に大変でした(;^_^A
カニューレには『人工鼻』といういわゆるマスクの代わりになるものを取り付けます。異物混入防止の役目もあるのですが、長女はいつも取り外しています笑
念のため補足ですが人工鼻は付けておかないと駄目ですからね…笑
長女はお風呂自体は大好きなのですが、お風呂の時は流石に怖い?ことをわかっているようで人工鼻をちゃんと付けています^_^
風呂から出た途端思いっきり外しますが笑
人口鼻はマスクの役割があるため、外したままだと乾燥してきます。そうなると呼吸しずらくなりますし風邪の要因にもなっ
てしまうため適度な加湿が必要となります。「ネブライザー」と呼ばれる医療器具を使用します。花粉症などで耳鼻咽喉科に行かれたことがある方は、診察後に鼻に挿入する蒸気を思い出してください!そう!あれのことです(笑)
人口鼻取り外しまくること、大きな悩みなのですがこれは私も含めて親の責任かなと思います(^^;)
そもそもつけていて苦しい・・・ということはあるのでしょうね。いやー悩ましい!!(笑)
まとめ~気管切開のメリット、デメリット
以下に簡単ですがメリット、デメリットについてまとめてみました。気管切開するかしないか大きな決断となりますが、考える期間に余裕がある方は参考にして頂けると幸いです!
気管切開するメリット
・気道を確保することで呼吸困難となるリスクが減らせる
・淡も出すことができるので、体の中の不要な廃棄物を外に出せる呼吸トラブルや家族の負担が軽減する
気管切開するデメリット
・人口鼻を付けていないとすぐに乾燥してしまう。
・気管切開で開けた穴から雑菌が入るリスクがある(人口鼻の装着必須)
・医療的ケアが必要で、家族の介護負担がある。声が出せない
・お風呂に入れる時は最新の注意が必要(カニューレ内に絶対に水を入れないこと!!)
『カニューレ』なんてレアなもの使う人は少ないかと思いますが、こちらの情報が少しでも役立てるのであれば嬉しく思います(^^)/
デメリットの方を多めに書いていますが、命を繋ぐためにも必要な方には重要な治療方法です!
それでは今日はこのへんで!
写真は昨日長女が像の絵を描いていましたので撮影したものです。鼻の特徴や水を吹き出す様子まで描いていました。予想外に上手でびっくり!
我が子自慢ですが絵の才能はパパよりはるかにあると思います笑(^ ^)